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第1640回 ふらつきに対するリハビリ

 このブログで使っていた高次機能障害という言葉は、正しくは高次脳機能障害というようです。今後この言葉に改めたいと思います。

 前々回書いたように、私の高次脳機能障害はふらつき、味覚障害、ろれつが回らないというのが顕著な三つの症状ですが、他にも短期的な記憶が出来ない(今覚えたことをすぐ忘れてしまう)、動作がトロイ、体が硬くなった、字を思い出せない等々、いろいろな症状がありました。

 改めて当時の頃を振り返ってみると、例えば今もそういう傾向がありますが、このブログを書くという作業も、細かい手先の動きが要求されるため、ミスタッチがやたら多くなりました。

 それを修正しようとして打ち直すと、また同じ間違いをすることが何回もあり、「こりゃブログも書けないかも」とかなりめげました。

 そういった障害に対して何をしてきたのかと振り返ってみると、手術を行った最初の病院では理学療法、作業療法によるリハビリが行われ、その後転院したリハビリ病院では、これに言語療法が加わりました。

 というわけで、当初はこういった療法士さんから指示されるままに様々なリハビリをやっていたわけですが、やっている時は「何故こんなことをやらなければいけないのか」という疑問も持たず、ただただ言われたことを繰り返していました。

 最近になって、クモ膜下出血や脳梗塞のリハビリに関する本を図書館から借りてきて読んでいるのですが、どうやら最近の医療常識では、クモ膜下や脳梗塞になって手術をした人は、意識が戻ったらなるべく早くからリハビリを始めたほうが良いという事になっているようです。

 というのも、脳が傷つくと、脳は本人が望むと望まないに関わらず、自己修復機能を起動させるようで、この時の自己修復がいったん破損した部分の機能をすべてリセットし、再構築するという事のようです。

 さらに再構築する際、破損した箇所が修復できない場合、その迂回路を作るという事まで脳は自動的に行うみたいです。ただしそういった修復を行うように仕向けるためには、そういった機能が必要なんだという事を体に教える必要があります。

 つまり体がふらついては不安で歩けないという症状があったとき、だから出歩くのを止めてしまうと、修復機能は働かないという事です。というわけで、なるべく早くリハビリを開始して、以前の生活を回復するというのがリハビリの目的になります。

 そこで体のふらつきに限って話をすると、ふらつきを感じる前に立たないといけません。つまりベッドから体を横にして上半身を持ち上げ、ベッド上に座るというのが最初の動作。このときにはあまりふらつきは感じませんでした。

 次にベッドの柵や家具につかまって立ち上がる。ここでふらつきを自覚します。トイレに行こうとしても、体がフラフラして危なっかしい。何かにつかまっていないと1歩踏み出すたびによろけます。

 そのため当初はトイレ等の近距離では歩行器を使いました。また入院している部屋からリハビリ室までの移動は、エレベーターに乗ったり廊下を移動したりする都合があったため、歩行器だけでは不安で車いすを使いました。

 というわけで、こういった歩行器や車椅子の利用を通して、体を動かして歩くという事を改めて脳細胞に教えていたのかなと思います。

 ただ当時はそういった動作がリハビリになっているという事まで考えが及ばず、「面倒だな、早く自分の足でさっさと歩きたいものだ」と思って動いていました。

 しかしそう思って動き回る機会が多かったので、それがリハビリになったと思われます。
 
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hoku

Author:hoku
 

 50代半ばで妻を失い、その後の自律神経失調症症状で、50代後半に早期退職。既往症は喘息、アトピー、高血圧。さらに60代になって鼠径部ヘルニア、クモ膜下出血も経験しました。  このブログはそういった経験を踏まえて、日ごろの健康生活についてまとめているものですが、いつの間にか早期退職後10年以上が経過しています。